人間は行動を起こす際に、気が付かないまま行動を起こしているときがあります。
このように、気づかないうちに行動を起こすのは潜在意識によるためだとされています。
ですが、自分でコントロールはできませんよね。
潜在意識は、オーストラリアの精神科医であるジークムント・フロイトによって発見されました。
フロイトは、生涯にわたり精神についての研究をおこなっており、精神分析学を確立しました。
そのため、フロイトの元には研究をさらに追究すべく、多くの人が集まります。
のちに有名になるカールグスタフ・ユングもその一人です。
ユングは、フロイトの弟子でしたが思想の違いにより袂を分かつことになります。
その後、独自の研究により、潜在する意識のなかには個人的無意識と習合的無意識が存在していることを提唱します。それからも、多くの人が精神や意識についての研究をおこなっています。
一般に広がりをみせるのは、ジョセフ・マーフィーがポジティブシンキングのひとつとして、法則を提唱してからです。
これは、潜在する意識を利用、もしくは操作することで成功や幸福になると考えるものです。
マーフィーは、思想家として人気を集めた人物で、自身が唱えた理論を「マーフィーの法則」と呼びました。
この法則が一般的に広がっていきます。
この三人の功績により、広く世界的に知られるようになりました。
シンクロニシティの力
ユングは研究を続けるなかで、全く関係のないものが偶然に一致することがあるという概念を提唱します。
これをシンクロニシティといいます。
例えば、起きるかもしれないと思ったことが、本当に起きたという経験がある方もおられますよね。ユングは、人間は潜在意識のなかにみんなとつながっている部分があると唱えています。
つまり、偶然だと思っていたことが、実は意味があることなのかもしれないということです。
科学では解明されてはいませんが、ビジネスで成功を収めた方をはじめ、多くの著名人が論及しています。
このように、未知の力を秘めた力だといえるでしょう。
潜在意識の気配
潜在意識やシンクロニシティに関しては、自分でコントロールはできませんが、誰もが持っている力だとされています。意識的に操作することは出来なくても、サインを感じ取ることができる可能性はあります。
そのようなときは、サインに耳を傾けてみるのもよいでしょう。良い結果につながるかもしれませんね。