こんなことあまり話さないのですが、ビジネスシーンにおいて自分ひとりで取り組む業務もあれば、チームで動くプロジェクト業務まで様々なタイプがありますよね。
とくに大きな長期プロジェクトになると、チームの一致と団結力が成功のカギにもなります。
そんな中でチームメイト、または戦友ともいえる同僚たちと良い関係を築いて日々歩んでいくことが難しく感じる場面もあるでしょう。一方、いろんなプロジェクトを兼任してたくさんの人たちと働いているのに、どのチームとも溶け込んで上手くやっているタイプの人もいますよね。
私も数多くプロジェクトを組み込ませていただき、プロジェクトチームは本当に成功の可否が左右されます。
チームで仕事をする時に必要になってくる要素とは
複数人でひとつの目的に向かって仕事をする場面では、ただ単に仕事をこなす能力に長けているだけでは不十分でしょう。
仲間と上手くやっていくためのスキルも必要です。なぜなら、業務の中で連絡や報告、そして相談の機会が多くあり、それぞれの場面でチームとの歯車を合わせながら業務を進めて行くことが求められるからです。その際に、各々に求められるのが多角的な視野を持つことです。
「視座」とも言えますね。ひとつの物事を様々な姿勢や立場から見るように努力することです。
そうすることで主観でなく客観的に物事を捕えることができたり、自分とは違った意見を持つ人に対して寛容であることも容易になります。そうすると、他の人たちと尊重し合えてよい関係を築きやすくなることはイメージしやすいですよね。
ここを押さえよ!視座を高めるポイント
視座を高めるひとつの方法は、「イシューツリー」を活用することです。
イシューはフレームワークのひとつで、課題解決に向けてのプロセスをロジックツリー形式で描いていく手法です。
「収益アップは可能か?」といったようにです。
その次に、イシュー解決の方法として考えられるものをサブイシューとして、右方向に展開して書き出していきます。そして、さらにそれぞれのサブイシューを解決していくためのサブサブを展開して書き出していくのです。
すると、物事の全体像をひとつの図で見ることができ、そして、多角的な視野から様々な課題に取り組む方法を考察でき、「視座」を高めていけるのです。
視座を意識してみて
ビジネスにおいて様々な観点から物事を見据える「視座」がどれほど研ぎ澄まされているかは、チームで作業するうえでとても大切な能力であることがわかりますよね。
みんな違った意見を持っていて良いのです。多角的な視野を持つ人がひとりでも多くいるチームは、実際の人数よりも多くの目線で物事を見据えることができますね。