人生にはさまざまな問題が発生します。特に、ビジネスは課題解決から商品が生まれるケースも多く、問題を見つけ、それを解決する能力は必須スキルと言えるでしょう。
商品開発だけでなく、交渉やクレーム、売り上げ低下など、ビジネスのあらゆる面に問題は発生します。さらにはコロナ禍など、予測し得ないリスク潜んでいます。このような不確実な時代において、問題解決能力は全てのビジネスパーソンに求められるスキルになりました。
そこで私がやっている問題解決について、書いてみたいと思います。
問題解決力はどうやってつけるの?
問題を解決するためには、その元となる問題そのものを見つけ出す力を養うことが基本です。
客足が鈍って売上げダウン、仕入価格の高騰で利益率ダウンなどのように、目に見えるものであれば問題は簡単に見つかります。しかし、潜在化して認知が困難な問題がありますね。また、表面化している問題であっても、その本質が別の場所に隠れている場合もあります。
ここまで言うと、潜在化の問題は想像する事が難しいかもしれません。
問題がどこにあるのか、その本質は何なのかを見極める習慣から探す事ができます。
次に、実際に問題を解決するための能力として必要なのが、ロジカルシンキングです。直感や感覚、好き・嫌いでは物事の解決は見込めません。考えを整理しながらその本質を捉え、課題解決という結論を導くためには論理的な思考が不可欠です。
会社員時代でも、この能力はよく求められ、都度やってきたことを思い出します。
ロジカルシンキングにはさまざまな手法があり、それぞれにフレームワークが用意されています。
そしてMECEでピックアップした要素を木の枝が分かれるように分類して課題を深掘りし、解決への道筋を導くロジカルツリーなどのフレームワークが有効です。
ロジカルツリーなどで論理的に考える際に注意しなければならないのが、自分の思い込みや思考のクセをできる限り持ち込まないことです。思考のクセによるバイアスによって、客観性が失われ、本質を見失うことがあるからですね。
いろんなパターンをあらかじめ書き出していく事で、物事が整理されてきます。
実際に私は、顧客のサービス企画やホームページでも必ず、このロジカルツリーは作成します。
顧客も可視化する事で、ヒアリングの際に追加項目を思い出したように出してきたり、整理する事ができるので非常に効率が良くなります。
建設的な話し合いになっていく事で、もう一つ、有効なフレームワークが「クリティカルシンキング」です。この手法は問題を解決する能力を高めるだけではなく、物事の本質を見極める力や、新たな発想を生み出す力が身につくというメリットもあります。
クリティカルシンキングを実践するためには、物事の前提を疑うこと、そして思考にクセや偏りがないかを常にチェックする習慣を身につけることです。
そのための訓練としては、抽象的な表現を具体的な言葉に置き換えることです。また、常に目的達成を意識して、そのためには何をするべきかを考えることも、重要な訓練法となります。
論理的思考を習慣化をしよう
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングを自由に使いこなせるようになれば、問題が起こっても慌てずに対処できるようになります。課題解決能力を身につけるために、論理的思考を習慣化させましょう。