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本質を見抜くとは

「物事の本質を見抜け!」という言葉を聞いたことがありますよね。

私もかつて会社員時代には、上司からよくこの言葉を浴びせられました。クライアントの打ち合わせ時でも、なるべくフラットに考えるようになったのは、この言葉を意識してきたからこそだと思っています。

物事の本質を見抜くことは、不測の事態が起こった時にスムーズかつスピーディに対処して、ネガティブな影響を最小限にとどめるために必要な能力のようなものです。

仕事上のトラブルや想定外のシチュエーションで上手く対処できる人の特徴ともいえるでしょう。

本質を見抜くとは


物事の見えている部分、つまり表面上の部分よりさらに奥深くや後ろ側に隠れているような、
いわゆる見えない部分が見えているかのように対応できる人は、本質を見抜いていると言えるでしょう。

一言で表現すると、「洞察力」に長けている人ですね。

見えている部分をしっかりと見落とさずに、情報として取り入れて自分の中で消化しているのです。

そして、そこで得られた情報を基に未だ見えていない部分に存在しうる状況や要素を想定したうえで、行動計画を立てていくのです。ビジネスに携わっている人、特に自分自身で何か事業を営んでいる人には特に重要な能力になるでしょう。

状況を把握することや、とっさの判断や決定が求められる時にもベターな対応を素早くできるからです。

そして、状況の呑み込みが早くなるために関係する人たちとの良い関係を築きやすく、コミュニケーションスキルを上げるという面でもメリットとなります。

賢い人の洞察力は何をやっているの?

洞察する力のある人は周囲をよく観察しています。

常にアンテナを張っていて、たくさんの情報を効率よく吸収できるように意識しているのです。

もちろん、情報の収集は目だけから集めるものではないですよね。いつもキョロキョロしている人が賢いわけではなくて、いろいろなことに興味や関心を持つ人は観察力もある人が多いですね。

さらに、賢い人は先入観や思い込みといった状況把握に障害となるような要素を排除して物事を見るように気を付けています。個人的な主観などが入り込むと、ビジネスシーンで判断を誤るなんてことも起こり得ますよね。

そういった命取りにもなりかねないリスクを洞察する能力でカバーしているわけです。

多角的な視野を養おう

競争や戦略が複雑に交差し合っているビジネスシーンで勝ち組を目指していくには、物事を洞察する能力を鍛えることに取り組んでいくべきでしょう。

物事の本質の見抜く能力を研ぎ澄ますという意識をもって、多角的な視野と考え方を養うことが大切ですね。
この点で、成長し続けて自分を磨いていけば、様々な状況において的確な判断を適時に下すという力が研ぎ澄まされていくでしょう。

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