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当たり前の感情が癖になっていませんか?

ビジネスシーンでは「疑う力」が重要になります。

何故なら、疑いを持つということは関心を持つことに繋がるからです。

なぜこうなるのだろうという疑問を持つことで現状の分析ができ、今後の方向性が分かってくるのです。何か商品やサービスに問題が生じたときに原因を探るための疑う力が無いと改善するのは難しいですよね。

当たり前の感情が癖になればなるほど、原因を見つける事が困難な事があります。

疑う力=問題を発見できる力というのを頭に入れておきましょう。

疑い続けて突き詰めることにより信憑性や真実性が増し、結果的には信用を得られることになります。これは人間自身にも当てはまることです。何でもかんでも鵜呑みして受け身でいる人よりも、常になぜという疑問を持って解決に向かう人のほうが信頼度は高くなります。

この何故が、実は顧客にむけて説得材料につながります。
商品・サービスを客観的に見ている姿勢が、顧客の感情を動かします。

組織の落とし穴


人は会社や学校などの組織を作ります。

実際、私もIT企業に長いこと在籍し、そこには大きな組織がありました。

それは一人で生きていくのには限界があるからです。一人一人に役割を作り、それぞれがこなしていくと大きな仕事ができるというのが組織の仕組みです。その為には共通する目標を設定する必要があります。

目標と言うと「企業理念」など大きなことを考えがちですが、チームになるとプロジェクトの目標などがあります。開発目標、営業目標、クリエイティブ目標など、様々が目標があります。

目標は、例え大勢いたとしてもゴールが一つだったら皆でそこに向かっていけますが、目標がバラバラですと効率が悪かったりコミュニケーションが取れなかったりとトラブルの原因にもなります。また、目標があることにより組織のために協力したいという協働意思も生まれ、より組織力は強くなるのです。

そんな組織にも気を付けるべき注意点があります。それぞれの組織には習慣があり、その習慣が常識になります。常識は時代や場所、人により変化していくものですがあまりにも常識が根付いてしまうと、そこに当てはまる人が正義、当てはまらない人はタブーという極端な考えに陥りやすくなるのです。

実際、このようなケースはよく見られますね。

会社の外はどんどん変化が起こっていますが、それに対応していくのが難しくなるでしょう。そうならない為には常識を疑える人を育てることが重要になります。

社内外の常識の相違点を見つけて解決するためには、社内だけではなく社外ともコミュニケーションが取れ、意見を柔軟に取り込める人が組織力を高めていくためにも必要でしょう。

私自身も、客観的な意見を求めるために、他部署、セミナーなどに参加して確かめる事がよくありました。「疑う力」があれば、トラブルも未然に防ぐ事ができることもあります。しかし、社外になると、「守秘義務」があるので細心の注意ははらいましょうね。

疑うこそ、主体的な行動になれる

組織自体は企業にとって必要なものですが、決して組織を形成することがゴールではありません。組織は目標を達成するための過程の一つなのです。常識を守っていれば上手くいくという先入観は危険です。この常識のままでいいのかと、一歩引いた目線でいることが出来れば問題点を見つけられ、解決に繋がっていきます。常に疑う心を持ち企業としての信頼性を高めていきましょう。

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